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学歴や知能の高さよりも重要!? 成功者に共通する素質、「Grit」とは

time 2016/05/27

 

成功に必要なのは努力か、それとも才能か?1%の才能と99%の努力?

長年にわたり議論されるこの問いに対して、ペンシルバニア大学の心理学者、Angela Lee Duckworth(アンジェラ・リー・ダックワース)氏は、TEDのプレゼンテーションにおいて、新たな説を提唱しました。彼女が語ったのは、第3の成功因子「Grit」についてです。

成功者に共通する資質だと言われている「Grit」とは一体何なのか、国内と海外の記事を参考にまとめてみました。

Gritとは

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Grit(グリット)は、長期的な目標を達成するために努力し続けられる力、情熱を持ち続けられる力のことです。「困難にあってもくじけない勇気」や「ガッツ」とも訳されます。この考えは1907年にアメリカの哲学者、ウィリアム・ジェームスの研究によって初めて注目されたものです。現在では冒頭で少し触れたアンジェラ・リー・ダックワース氏が、成功するには頭の良さではなく、このGritこそが重要だという説を唱えています。

ダックワース氏は、経営コンサルタントを辞めニューヨーク市内の公立小学校で教師として働いていたときに、生徒のテストの成績とIQには相関関係がないことを発見しました。数年の教師生活の中で、教育に必要なことは子どもたちを理解し、心理学的な見地からモチベーションを高めながら学べる環境を作っていくことだ、という結論に至ったといいます。

教育現場において知的能力を計る最適な方法の1つとして知られているIQ。しかし、学校や人生で成功するための秘訣は、時間をかけてじっくり取り組まなければ習得できないもの、IQテストでは測れないものの中にこそあるのではないかと考えた彼女は学校を辞め心理学者になる道を選びました。

TEDのスピーチでは、彼女が心理学者としてさまざまな研究をする中でGritこそが成功の要因だと発見したということ、そしてその説に至ったプロセスが述べられています。

彼女のスピーチのポイントは以下の3つです。

1 .成功にはIQや生まれつきの才能は関係ない。

2. 成功の鍵はグリットとよばれるものにある。グリットとは、未来に向かって熱心に、根気強く長期的にやり遂げる力のこと。

3. グリットと生まれつきの才能は無関係。グリットは伸ばすことができるもの。

100万回以上の再生回数を誇る彼女のスピーチは、こちらからご覧いただけます。

Gritをさらに細かく分解すると・・・

長期的な目標達成のために努力し続けられる力、情熱を持ち続けられる力、困難にあってもくじけない力などといった意味を持つGrit。おおまかなニュアンスは理解できたと思いますが、具体的にはどのような要素で構成されているのでしょうか。

米フォーブス紙の記事、5 characteristics of Grit — How many do you have? によるとGritは以下の5つの要素に分解できるようです。

1.勇気

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成功にたどりつくには、失敗を恐れない勇気が不可欠です。アメリカ合衆国第32代大統領、フランクリン・ルーズベルトの妻であり、アメリカ国連代表であったエレノア・ルーズベルトは次のような言葉を残しています。「毎日、自分にが怖いと思うことをやれ」。勇気とは筋肉のようなもので、日々の鍛錬によって身につくものです。毎日なにかしら一歩を踏み出せば、勇気は育ちますが、逆に避けているとリスクを取らないことに慣れてしまいます。

最近の傾向で見られる、「運動会で順位をつけることをやめて一緒にゴールさせる」などの子どもたちを競争から遠ざようとする過保護な行為は、結果として人生で一度は経験するであろう挫折や失敗への免疫を子どもから奪うことだとも言われています。「失敗は成功の元」というように、わたしたちは失敗からさまざまなことを学びます。失敗を重ねるたびに成功に近づくわけですが、失敗するには勇気が必要なのです。

2.誠実さ : 成果か、プロセスか

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誠実さには2種類あると言われています。成果主義でとりあえず結果を出すという意味の「誠実」と、自分を律することができて型にはまったことをきちんとこなすといった「誠実」です。わかりやすい例で言うと、講義には出ないが期末テストでいい成績を出せばいいというタイプか、とりあえず講義は休まずに毎回出席しようというタイプです。

研究によると。前者の成果を出すことに固執するのタイプほうが、後者よりも成功する場合が多いということです。成功するには集団の中で一番になろうという気持ちが欠かせません。「鶏口となるも牛後となるなかれ」です。

3.長期的な目標と忍耐力

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成功のためには継続的な努力が欠かせません。達成は努力のたまものであり、集中と忍耐の成果です。天才! 成功する人々の法則の著者であるマルコム・グラッドウェル氏は、一流・天才と呼ばれる人は例外なく1万時間の練習に打ち込んでいるという「1万時間の法則」を提唱しています。

音楽学校でバイオリンを学んでいる生徒を、ソリストになりそうなグループ、プロオケでやっていけそうなグループ、そしてプロオケは無理でも音楽の先生になりそうな3グループにわけて練習量を比較。ソリストになりそうなグループは計10000時間ほどで、練習量が他のグループよりも飛躍的に高いということや、「練習をせずに天才的才能を発揮する人」も、「いくら練習をしても上達しない人」の両者もいなかったという結果もでています。

4.レジリエンス(折れない心): 楽観主義、自信、創造性

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近頃耳にするレジリエンスという言葉。レジリエンスは「先が見えない状況でも、本来の目的や高潔さを見失わない能力」と定義されています。そしてレジリエンスつまり強い心を得るには、楽観視すること、自信をもつこと、創造的になることが大切だと言われています。

「人生の意味をそのうち見つけられるだろう」という楽観性、「周りの環境や未来は自分でコントロールできる」という自信、「失敗も成功も糧にしてまた新たな道を考えよう」という創造性。Gritを持つと言われている人々は「終わりよければすべて良し。良くない状況ならばまだ終わりではない」と考えるそうです。

5.相対的にみた優秀さか、絶対的な完璧さか

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Gritを持つ人々は完璧さは追求しないと言われています。長期的な目標達成のための粘り強い努力が必要なときに、毎回毎回完璧を求めるのはしんどそうということはなんとなくイメージできますよね。継続的な努力をするには、完璧をもとめて自信を失ったり精神を病んでしまっては言語道断です。

「今日はここまでできたからいいや」、「半年前と比べてわたしはこんなに成長している」など自分の現在の状態をなにかと比較して認めてあげましょう。それが継続の鍵です。

Gritについてもっと知るためにおすすめの本

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